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大覚寺油掛地蔵尊(だいかくじあぶらかけじぞうそん)
黒光の威容!世にも珍しい油をかけられるお地蔵さま
油掛地蔵は鎌倉時代後期の1310年に造立された阿弥陀如来座像の石仏です。その昔、油商人がこのお地蔵さまを通るとき、油を注いでお参りしていたことがその名の由来と言われています。今は立派なお堂に鎮座される地蔵さまも、約40年前までは荒れ果てた「野仏」だったそう。現在は「地域のみんながお参りできるようにしよう」と近隣の町で油掛け地蔵奉賛会を立ち上げ、守っておられます。油掛けの風習は、なんと300年以上も前から行われており、今でも油と柄杓が用意され、いつでもお参りできるようになっています。
住所 | 京都市右京区嵯峨天龍寺油掛町30 |